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【お客様は神様】は、インドに昔からあるサンスクリット語のことわざ【Aatithi Devo Bhavah:अतिथिदेवो भव】だった!

【お客様は神様】は、インドに昔からあるサンスクリット語のことわざ【Aatithi Devo Bhavah:अतिथिदेवो भव】だった 気になった
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日経ビジネスの「インドのスズキに息づく「お客様は神様」 初の愛車買う喜びを売る」の記事を見ていたら、【お客様は神様】はインドに昔からあるサンスクリット語のことわざということを知りました。

【お客様は神様です!】といえば、僕は世代ではないのですが「三波春夫」さんのイメージがあったのですが、インドで使われているサンスクリット語の昔からあることわざ【Aatithi Devo Bhavah:अतिथिदेवो भव(サンスクリット語)】のほうが昔からあるということがわかりました。

「お客様は神様」を検索

とりあえず「お客様は神様」を検索してみると、「三波春夫さん」や「クレーマー」というワードがセットで出てきます。

そして「三波春夫さん」のサイトでは、【「お客様は神様です」について】の説明されているページがありました。

「お客様は神様です」について
こんにちは、三波春夫でございます。日頃より、三波春夫の歌や著作を御愛顧頂きまして、まことにありがとうございます。

検索結果にあるように「お客様は神様 = クレーマーの言い分」として使われることが、真意と離れて使われることが多かったから、このページが作られた感じがしますね。

本来の意味は「お客様= 聴衆・オーディエンス」のことだったんですね。

三波にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。また、「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと発想、発言したことはまったくありません。

そして最後に、三波春夫さん自身が「お客様は神様です」について【三波春夫著『歌藝の天地』(1984年初刊  2001年文庫化  いずれもPHP研究所)】で著述している文章もご紹介されていたのですが、インドやサンスクリット語やことわざという言葉はありませんでした。

1961(昭和36)年に、地方都市の学校の体育館で行ったイベントで言ったことを、その後、漫才トリオのレツゴー三匹さんが「三波春夫でございます。お客様は神様です」という表現を流行させて、「お客様は神様です」という言い方が世の中に定着したというのが経緯だそうです。

サンスクリット語のことわざ【Aatithi Devo Bhavah】

次に「『お客様は神様』 インド サンスクリット語のことわざ」をググってみたら、いくつかサイトが出てきて、【Aatithi Devo Bhavah(アティティ・ディーヴォ・バヴァ)】のことだとわかりました。

Google翻訳とChatGPT

とりあえず【Aatithi Devo Bhavah】をGoogle翻訳で調べてみたのですが、そのままカタカナになりました。。。

ということで話題のChatGPTに聞いてみたら、かなりしっかり教えてくれました。

「Aatithi Devo Bhavah」はサンスクリット語で、ゲストは神様のようなものであるという意味です。これは、インドのヒンドゥー教の古い教えの1つで、おもてなしとゲストを大切にすることが重要であることを表しています。直訳すると「ゲストは神様である」となります。

ソース元も確認してみたのですが、1つ目はページが無かったのですが「インド政府観光省」のサイトで、もう1つはウィキペディアでした。

インド政府観光省のキャンペーン動画

リンク先にページが無かった「Incredible India」ですが、いろいろ調べ直してみたらインド政府観光省がすすめるこのキャンペーンCM(2010年)でも使われていました。

以下の動画、最初の一言と59秒のエンディング?のところで【Aatithi Devo Bhavah(アティティ・ディヴォ・バヴァ)】と言っています。

ちなみに、この動画を最初から見ると日本人女性がバスに乗れなくて困ったところを現地の人が助けてくれています。

ウィキペディアの「Atithi Devo Bhava」ページ

ソース元に表示されたwikipediaのページは存在したのですが、英語とヒンディー語とパンジャブ語しかありませんでした。

なので、英語のページをGoogle翻訳で見てみたら、「敬意を持ってゲストをもてなすというこの概念」というように出ていました。

Atithi Devo Bhava, also spelt Atithidevo Bhava (Sanskritअतिथिदेवो भव:), English translation: A guest is akin to God, prescribes a dynamic of the host-guest relationship, which embodies the traditional Indian Hindu-Buddhist philosophy of revering guests with the same respect as a god. This concept of going out of the way to treat guests with reverence goes even beyond the traditional Hindu-Buddhist common greeting of namaste (I bow to the divinity in you) used for everyone.

Atithi Devo Bhava はAtithidevo Bhava (サンスクリット語अतिथिदेवो भव: ) とも綴られています。英語の翻訳:ゲストは神に似ています神と同じ敬意。敬意を持ってゲストをもてなすというこの概念は、伝統的なヒンズー教と仏教の共通の挨拶であるナマステ(あなたの神性に頭を下げる) を超えています。

その他「Atithi Devo Bhava」ページ

英語で検索した「Atithi Devo Bhava」

検索結果に出てくるページも英語だったのですが、Google翻訳でページを日本語にしてみたら色々出てきました。

Atithi Devo Bhava,  an ancient line taken from the Hindu scriptures and was originally coined to depict a visiting person whose date of arrival and departure is not fixed.

‘Atithi’ originally meaning “without a fixed calendrical time”,’Devo’ meaning “God” and “Bhav” meaning Be or Is, hence signifies The Guest Is God. 

(Google翻訳で表示された日本語を引用)

Atithi Devo Bhava は、ヒンズー教の経典から取られた古代のセリフで、もともとは、到着日と出発日が決まっていない訪問者を表すために造語されました。

「Atithi」はもともと「固定された暦時間なし」を意味し、「Devo」は「神」を意味し、「Bhav」はBeまたはIsを意味し、ゲストは神であることを意味します. 

引用元サイト

Atithi Devo Bhava | Sanskriti - Hinduism and Indian Culture Website
Atithi Devo Bhava, an ancient line taken from the Hindu scriptures and was originally coined to depict a visiting person...

Atithi Devo Bhava is a Sanskrit phrase that has profound significance in India and Hinduism. In the current decade, it is a part of empowering tourism in the country. However, the concept has its origin in the ancient days. In the olden days, there was no means of communicating someone’s arrival at a house. The notion of Atithi Devo Bhava originated from the unpredictability of the visitors in the past centuries. Tithi, in Sanskrit, refers to the calendar. Atithi means someone who does not have a calendar. So, Atithi is a guest who can visit us at any time. Devo Bhava means God-like. Thus, Atithi Devo Bhava indicates that we must consider our guests as equivalent to God. It highlights the importance of maintaining a host-guest relationship.

(Google翻訳で表示された日本語を引用して一部修正)

Atithi Devo Bhava は、インドとヒンズー教で深い意味を持つサンスクリット語のフレーズです。現在の10年間で、それは国の観光に力を与えることの一部です. ただし、この概念の起源は古くからあります。昔は、誰かが家に到着したことを伝える手段がありませんでした。Atithi Devo Bhavaの概念は、過去数世紀の訪問者の予測不可能性に端を発しています。Tithiは、サンスクリット語で暦を指します。Atithi とは、カレンダーを持っていない人を意味します。ですから、Atithi はいつでも私たちを訪ねることができるゲストです。Devo Bhava は神のようなという意味です。したがって、Atithi Devo Bhava は、ゲストを神と同等であると見なさなければならないことを示しています。ホストとゲストの関係を維持することの重要性を強調しています。

引用元サイト

Meaning of Atithi Devo Bhava
Atithi Devo Bhava is a Sanskrit phrase that has profound significance in India and Hinduism. Atithi means someone who do...

奈良県立大学

奈良県立大学リポジトリで、第4号(地域創造研究:第54号)の中で「新型コロナウイルス感染とインドの観光ーコロナ禍における現状と展望ー」という紀要論文の中でも【ゲストは神様と同等(Aatithi Devo Bhavah)】を見つけました。

出典元:「新型コロナウイルス感染とインドの観光ーコロナ禍における現状と展望ー」|奈良県立大学 第4号(地域創造研究:第54号)

【お客様は神様】は、インドに昔からあるサンスクリット語のことわざ【Aatithi Devo Bhavah:अतिथिदेवो भव】だった! のまとめ

ふとしたきっかけで【お客様は神様】を調べてみたら、インドに昔からあるサンスクリット語のことわざということを知りました。

今までは、三波春夫さんが流行らせた言葉だと思っていましたが、かなり昔からインドにあったことわざでした。

ただ、それゆえに三波春夫さんが言ったニュアンスがいろいろな人に響いて、今では誰もが知っている言葉になったのかもしれませんね。

クレーマーが使う【お客様は神様】は、色々と残念過ぎますが。。

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