最近、葉物野菜が高くなっているので、何食べようかなぁ〜と思って買い物していたら、きのこはあまり価格が変わっていないので、「舞茸(マイタケ)」「えのき」「しめじ」を買ったのですが、舞茸(マイタケ)の袋だけ何故か二重になっていました。
「えのき」と「しめじ」は、1枚の袋に入っているのですが、「舞茸」は袋が二重です。
「舞茸」だけ特別扱いだったのが気になって調べてみたのですが、特許「形状劣化性内容物の包装袋」(プラ削減、内容物の劣化軽減)が関係あるようです。
購入したキノコ
「舞茸」と「しめじ」は、2株パックが安かったのでそれにして、「えのき」は大きめの1株を買いました。
「舞茸」と「しめじ」は、1株ずつ使ったのですが、そのときに「舞茸」の袋だけ二重になっているのを改めて気づいて、調べてみることにしました。
ちなみにパッケージの裏側には、色々情報が出ているのですが、「舞茸」の袋が二重になっている理由は書かれていませんでした。
えのき
購入してから冷蔵庫に入れておいたせいか、袋内で結露しています。
しめじ
しめじも1株使って、袋を締めて冷蔵庫に入れておいたのですが、こちらも結露が。。
舞茸
舞茸もしめじと同じように、1株使って、袋を締めて冷蔵庫に入れておいたのですが、こちらにも結露。
ちょっとわかりにくいのですが、外袋の内側に、もう1枚袋がついています。
とりあえず「舞茸の袋が二重になっている理由」とググってみる
いくつかそれっぽいような答えが出てくるのですが、ど真ん中の答えは出てきませんでした。
Yahoo!知恵袋
サクッと表示されたのが、Yahoo!知恵袋だったのですが、、「酸素を完全に遮断して、長持ちさせようとしているんじゃない?」とか「マイタケは折れやすくてすぐボロボロになるから」という本当かなぁ〜というのもでした。
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 (正式略称 道総研)
次に目についたのが「マイタケの鮮度を保つには」というタイトルの「道総研」というサイトでした。
https://www.hro.or.jp/list/forest/research/fpri/rsdayo/10004010105.pdf
「道総研」というのは、地方独立行政法人北海道立総合研究機構の正式略称だそうで、業務範囲も見てみたら「農業、水産、森林、産業技術、エネルギー・環境・地質及び建築・まちづくりの各分野に関する試験、研究、調査、普及、技術開発、技術支援、事業化支援等」を行っているそうです。
リンク先をクリックして表示されるサイトはPDFだったのですが、「林産試だより4月号」の記事で、よく調べたら2000年4月号の情報でした。
内容は、「キノコの鮮度低下に対する包装材料,保存温度,および保存時間の関係を観察」しているのですが、包装材料については、ポリ塩化ビニリデン製のラップおよびポリエチレン製の袋の厚さの違いだったので、袋が二重というわけではありませんでした。
ホクト株式会社
いくつか見ていたら、きのこで有名な上場会社「ホクト株式会社」の「きのこに関するQ&A」が表示されていました。
マイタケの袋に関しては、Q&Aはなかったのですが、きのこには賞味期限がないことを知りました(笑)
特許「形状劣化性内容物の包装袋」
色々とググっていったら、有限会社那須バイオファームの特許「形状劣化性内容物の包装袋」にたどり着きました(笑)
詳しく見れるかなと「j-platpat 特許情報プラットフォーム」で探してみたら、ちゃんと見つかりました。
特許の詳細を見てみたら、「プラスチックトレイを使用せずに、外力により劣化しやすい内容物を収納する、内袋と外袋の二重からなる包装袋」と記載されていました!
しかも出願人となっている「有限会社那須バイオファーム」をググったら、マイタケを作っている会社でした!
Yahoo!知恵袋で掲載のあった「マイタケは折れやすくてすぐボロボロになるから」というのも間違っていなかった!
ただ、今回購入した舞茸(マイタケ)は、「ホクト株式会社」の商品だったのですが、プラスチックトレイに入れてあって、二重包装だったんですよね。。
となると、舞茸(マイタケ)が折れないようにするための、二重包装っていうわけじゃなさそうですよね。
2個入りじゃない「舞茸(マイタケ)」を確認してみる
スーパーに買物行ったので、マイタケがあるか見てみたら、1株入りのマイタケがありました。
よく見てみると、2株入りとは違いプラスチックトレイはありませんでした。
これで考えると、特許「形状劣化性内容物の包装袋」が理由になるかもですね。
まとめ
舞茸(マイタケ)の袋だけ何故か二重になっているのが気になって調べてみたのですが、1株入りの舞茸はプラスチックトレイがない2重袋だったので、特許「形状劣化性内容物の包装袋」が有力そうです。
プラスチックトレイを使用せずにプラ削減して、ボロボロになり(劣化し)やすい舞茸を内袋と外袋の二重からなる包装袋で守ってるようでした。
2株入りにプラスチックトレイを使用しているのは、お互いがぶつかって折れてしまうのを避けるためっぽいですね。
ちゃんとした理由は、購入した舞茸の生産をしている「ホクト株式会社」に聞いたら間違いないのですが、それでお問い合わせするのもなんか申し訳ないし、、今回はこんなところにしておこう(笑)
そういえば「ホクト株式会社」の株も気になるww
ちなみに「きのこ」や野菜などの生鮮品は、食品表示法上、賞味期限表示の規定がなく、賞味期限表示はされていないそうですよ!
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